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戦術

多球練習の重要性

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こんばんは!白馬@サラリーマンカットマンです。

すっかり朝晩の冷え込みが激しい気候になってきました。冬はもうそこまでやってきていますね。体調管理に気をつけて練習に取り組んでいきましょう!

今日は多球練習の重要性についてお話ししていきたいと思います。

カットマンにとって多球練習は必要不可欠です。
ドライブマンのフットワーク練習の場合はドライブとブロックがメインなのである程度のレベルになると1球練習でもミスなくラリーを続けることができます。一方でカットマンはフットワーク練習においてカット、ドライブ、ツッツキなど様々な技術が必要なため複雑な回転になりがちなのでラリーが続きにくくなります。そうなるとせっかくの練習時間を有効活用することができず濃密な練習をすることができません。それを防止するために多球練習が有効になります。

またある程度のレベルになるとラリーを続けることはできるのですが、カット打ちを続けることにより練習相手のドライブマンの肩や肘などに負担がかかり、故障の原因となります。多球練習はそのような負傷を防ぐことができます。

それでは多球練習の重要性について具体的にお話ししていきたいと思います!



多球練習の役割

たくさんボールを打てる

1球練習に対して多球練習ではたくさんのボールを打つことができます。ボールを拾いに行く手間などもないためすぐに次のボールを打球することができます。また学生の場合で部員に対して卓球台が少ない場合、交代で多球練習を行うことによって部員全員がより多くのボールを打球することができます。その際、送球も打球感覚を養う練習の1つですので送球(球出し)も交代で行うことが大切です。
時間を有効活用でき、非常に効率的な練習をすることができます。

ミスしてもラリーを続けることができる

初中級者の場合、1球練習だと送球が難しく、またボールの回転が複雑になりやすいため思ったような練習ができないことが多々あります。例えば、フォア前~バックカットの前後のフットワーク時に練習相手のドライブマンがカットマンのバック面の粒高ラバーから繰り出されるブチ切れカットをうまくフォア前にストップできずミスを連発してしまうことが挙げられます。これではカットマンのフットワーク練習にならず、時間を浪費してしまうことになります。初中級者でもしっかりフットワーク練習を行えますので多球練習は上達への近道になります。



多球練習のデメリット

1球1球を大切にしなくなりがち

多球練習の場合、ミスをしても次から次へとボールが送球されるため、1球練習時と比べてどうしても1球1球を大切にしなくなりがちです。
多球練習といえど1球1球を大切にする意識を持ちながら取り組むことが重要です。

サーブ・レシーブからの展開をイメージしにくい

多球練習はフットワーク練習や新たな技術習得の際に行われることが多いですが、実際の試合では1球でサーブ・レシーブから試合が展開されます。このサーブを出せばこのようなレシーブが返ってきやすいのでそれをドライブして・・・などサーブ・レシーブからの回転やコースの流れがあります。多球練習ではそのような流れを一切考えずにできてしまうため、より実戦的な送球を普段から意識して行うことが重要になります。
例えば実戦においてこちらがドライブを打った場合、相手はブロックやカウンタードライブなど上回転系のボールで返球されることが多くなります。しかし多球練習の場合はドライブを打った後にまた下回転系のボールを送球することができるため、実戦では起こりにくいボールも送球することができてしまいます。
カットマン対策や変化系対策、新たな技術習得など明確な目的がある場合は良いのですが、何も考えずに練習内容を組み立ててしまうと実戦とかけ離れた練習内容になってしまいます。
多球練習でも普段から実戦を意識して行うことが重要になります。



おすすめ練習メニュー

最後にカットマンの多球練習でのおすすめ練習メニューを紹介したいと思います。

  • バックカット~フォア前
  • フォアカット~バック前
  • バックカット⇒フォア前⇒フォアカット⇒バック前⇒繰り返し(またはその逆)
  • バックカット⇒回り込みドライブ⇒飛びつきドライブ
  • バックカット⇒フォアドライブ、フォアカット⇒バックハンド
  • スマッシュ処理

前後のフットワークについてはどのレベルのカットマンに必要不可欠です。またある程度カットができるようになれば攻撃を交えたフットワークを行い、カットと攻撃の連携を深めることが重要です。
スマッシュ処理についてカットマンは相当な実力差がない限り1試合で1本もスマッシュを打たれないということは稀です。多球練習をうまく利用してスマッシュをしっかりカットできるようにしておきましょう。
上記メニューは1球練習の場合、なかなかラリーを続けにくいと思いますので多球練習で効率良く取り組んでみてはいかがでしょうか!?

まとめ

いかがでしたでしょうか!?
多球練習はカットマンが上達していく上で必要不可欠なものであることをお伝えできたかと思います。

現代卓球においてはシェーク攻撃型が多いため下回転を打つ機会が少なくなっています。サーブ、レシーブ、3球目、4球目ぐらいでそれ以降はロングボールの応酬になりがちです。逆に言うとサーブ、レシーブ、3球目、4球目でしっかり下回転を打てなければなりません。狙った技術を徹底的に鍛え上げられることができることも多球練習のメリットの1つです。

中国ナショナルチームでも多球練習を多く取り入れています。多球練習は個々人の技術力が備わっている世界のトップチームでさえも積極的に取り入れるほど重要な練習方法と言えます。

それぞれ限られた練習時間であるとは思いますが、学生であれば1日1時間は多球練習に割きたいところです。
社会人であれば決まった練習会場がない場合が多いため取り入れにくい環境ではあると思いますが、チャンスがあれば工夫して積極的に取り組んでいただきたいと思います。

それでは!

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