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カットマンのラバーの厚さ

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こんにちは!
白馬@サラリーマンカットマンです!
今日はカットマンのラバーの厚さについて私の考えをお話したいと思います。

ラバーはシートとスポンジから構成されています。シートの厚さは一定ですが、スポンジの厚さは選手が選択することができます。
一般的には初心者は薄いスポンジを使用し上級者は厚いスポンジを使用していることが多いです。ではスポンジの厚さが違うと何が違うのか、一般論について触れながら、カットマン目線でお話していきたいと思います。



基本情報

一般的にラバーの厚さは厚ければよく弾み、薄ければコントロールが効きます。そして厚ければコントロールがしにくく、薄ければあまり弾みません。厚さによって弾みとコントロールは反比例するトレードオフの関係にあります。

初心者の場合は弾み過ぎるとラバーをうまく扱うことができず、うまく相手コートに返球することが難しくなります。まずは打球感覚を身に付けるために薄いラバーを使用することをおすすめします。

中級者以上になるとある程度ラバーを使いこなせるようになります。そうなると薄いラバーでは相手コートには入っても回転や威力がないために簡単に返球されてしまいます。そのままでは決定打が打てないのでボールの威力を上げるために厚いラバーを使用するようになります。

トップ選手の場合は技術レベルがとても高いのでラバーが厚くても感覚でボールをコントロールすることができます。そのためボールにより威力を求めるようになります。トップ選手ほぼ全員が特厚やMAXを使っているのはこれが理由です。

ラバーの厚さについて各メーカーによって表記にバラつきはあるものの大まかに分けると以下のようになります。
・特厚、2.1mm、MAX
・厚、2.0mm
・中、1.8mm
メーカーによって表記が違うのでラバー選びの際に迷ったら参考にして下さい。

ではカットマンとしてラバーの厚さはどう選択するか私の考え方をお話していきたいと思います。



裏ソフトラバー

特厚

メリット

・弾むので攻撃時に威力が出る。
・後陣からでもカットやドライブの威力を保てる。

デメリット

・カットが抑えにくい。
・台上等、細かな技術がやりにくい。

攻撃の威力が出る分、カット系の技術はやりづらくなります。
攻撃割合が多い方、フォアはあまりカットしない方におすすめです!

メリット

・攻撃時は程よく弾み、カットも程よく抑えられる。
・扱いやすい。

デメリット

・当てるだけだとカットも攻撃も中途半端になる。

幅広い技術がやりやすく安定するのでカット中心+攻撃のカットマンにおすすめです!
ただし、当てるだけだとカットも攻撃も中途半端になるため、しっかり回転をかけて自分のボールにする必要があります。

メリット

・球持ちが良いので回転をかける感覚を身に付けやすい。
・コントロールしやすい。

デメリット

・攻撃時の威力が乏しい。
・後陣からのカットや攻撃の展開が苦しい。

カット系技術で自分から回転をかける感覚をつかみやすいです。後陣からのボールの威力を保ちにくいため、下げられすぎると入れるだけの苦しい展開になりやすくなってしまいます。
初心者~中級者のフォア、または両面裏ソフトラバー使用の場合はバックに使用するのがおすすめです!



粒高ラバー

OX

メリット

・スポンジがないので粒がよく倒れる。
・粒高ラバー初心者でも変化をつけやすい。

デメリット

・ナックル系ボールに対して自分から回転をかけることが難しい。

粒が倒れやすいので粒高ラバーの特性をつかみやすい。
粒高ラバー初心者、または粒高ラバーの感覚をよりつかみたい方におすすめです!



極薄

メリット

・OXよりもツッツキやりやすい。
・スポンジありの中で一番粒が倒れやすい。

デメリット

・ナックル系ボールに対してしっかりスイングする必要がある。
・当てるだけだと棒球になりやすい。

わずかでもスポンジがあるかないかでは打球感覚が全く異なります。
スポンジありですがナックル系ボールに対してはしっかりスイングできないと対処が難しくなります。

メリット

・ツッツキが安定する。
・粒高であるが自分から回転をかけやすい。

デメリット

・粒が倒れにくいので粒を倒す感覚が必要。

極薄~薄は打球感覚によって合う、合わないが分かれるポイントです。
わずかのスポンジの厚みでも打球感は大きく変わります。
極薄と薄とで迷った際は両方試してみるのがベターです。

メリット

ツッツキがとても安定する。
ナックル系ボールに対しても自分から回転をかけやすい。

デメリット

弾むので強打を抑えにくい。
弾むので台上等、細かな技術がやりにくい。

粒高ラバーの弱点であるナックル系ボールに対しても自分から回転をかけることができます。
基本のカットも繊細な技術が要求される台上も弾みすぎることから上級者向けであると感じました。
ある程度カットの技術に自信があって、攻撃割合が多い選手におすすめです!



まとめ

いかがでしたでしょうか!?
ラバー選択の際にスポンジの厚さの違いがとても重要だということをお伝えできたかと思います。
同じラバーでも厚さの違いによっては違うラバーになってしまうと言っても過言ではありません。

ラバーの種類×厚さとなると膨大な数になります。私が様々な厚さを試した結果、以下を目安にしていただければと思います。

・初心者ぐらいですと裏ソフトラバーの場合、中~厚、粒高ラバーの場合、OX~薄で自分に合ったものを使用すれば良いと思います。
・中級者ぐらいですと裏ソフトラバーの場合、厚~特厚、粒高ラバーの場合、極薄~薄で自分に合ったものを使用すれば良いと思います。
・上級者以上になると特厚など厚めのラバーが基本ですが、中には厚や極薄を使用している選手も見かけます。

もちろんプレースタイルや打球感覚は人それぞれですので、全員が当てはまる訳ではありません。一つの目安にしていただければと思います。

また、トップ選手は技術が安定しており、威力を求めるため、どの種類のラバーでも厚めを使用する割合が高くなっています。

自分のプレースタイルや技術に合ったラバーの厚さを試行錯誤しながら見つけていきましょう!

それでは!

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