おはようございます。
白馬@サラリーマンカットマンです。
今日は恒例になってきましたカットマンオススメラケットシリーズをお届けしたいと思います。
第三弾はVICTASの「松下浩二」です!
基本情報
全日本選手権4回優勝、世界選手権銅メダリストで現在はTリーグ理事の松下浩二チェアマンが自ら開発に関わり、完成させたカット用ギアです。
その性能は現役時代のラケットを上回るとされています。
VICTAS公式数値によると
ラケット素材:木材5枚
打球感:DEF
ラケット厚:5.4mm
ラケットサイズ:165mm×155mm
グリップサイズ:長100mm×22mm(FL)・97mm×24mm(ST)
ラケット重量:87±重量(g)
日本製
定価10,000円+税
となっています。
カットマンの皆様は誰もが知っているラケットだと思いますし、カットマンとして王道ラケットと呼ぶに相応しい仕上がりになっています。実際に使用しましたので長所と短所をレビューしたいと思います。
レビュー
長所
・手に響く感覚で打球できる。
・カット、ツッツキ、ドライブ等全ての技術で60点以上取ることができる。
特におすすめなのが打球感です。木材が手によく馴染み手のひら感覚で打つことができます。ボールもよく持てるので遅いカットを送ることができますし攻撃時にはしっかり飛ばすことができます。
短所
・手に響く感覚に馴染まない人にとっては打球感がよくない。
・突出した特徴がない。
オールラウンドラケットならではの悩みです。打球感は合う、合わないがあるので手に響く感覚が合わない人にとっては苦痛かもしれません。
VICTAS製品について
VICTASのラケットは2018年春よりグリップやデザインが統一されて見た目ではどのラケットかわかりにくくなりました。
個人的には旧タイプのグリップデザインの方が好みです。VICTASによるとデザインは異なっても各ラケット共旧デザインと性能は同じということです。
バタフライ松下プロモデルとの比較
VICTAS松下浩二ですが今は廃盤になったバタフライの松下プロモデルと比べてどうなのか気になる方が多いと思います。結論から言いますと別物です。
VICTAS松下浩二に同じ感覚を求めてしまうと少し違和感を感じます。VICTAS松下浩二の方がやや弾む感覚です。やはりスピードグルー+セルロイド、ノングルー+プラスチックでは条件がかなり違うのでラケットの開発に関する考え方も違ってくるのではないでしょうか。
ですのでバタフライ松下プロモデルとVICTAS松下浩二は別物として考えましょう。
バタフライ松下プロモデルは名作で完成されたラケットですが現在のプラスチックボールに対してはVICTAS松下浩二に軍配が上がります。カットマンとして扱いづらくなったプラスチックボールですがVICTAS松下浩二を使用するとカットでは弾みを抑えられて攻撃では程よく飛ばすことができます。
まとめ
攻撃を多めにしたい、とにかくカットで粘りたいなどそれぞれなりたいカットマン像があると思います。VICTAS松下浩二はカットも攻撃もできるのでオールラウンダーに特におすすめです。また、将来は朱世赫などのもう少し弾むラケットへの転向に向けてステップアップとして使うのにもおすすめです。
自身のカットマンとしての指標となる一本だと思います。
シェークドライブ型全盛期の現代卓球においてカットマン用のラケットは圧倒的に数が少なくなっています。ですがある程度選択肢が絞られていますので自分に合ったラケットを見つけやすいのではないでしょうか。おすすめラケットシリーズはしばらく続けていきたいと思っていますのでラケット選びの際に参考になれば幸いです。
それでは!
よかったらお気に入り登録&フォローよろしくお願いします!
カットマンとしての用具レビューや戦術、考え方などリクエストがあれば下記お問い合わせフォームから随時募集しています!