こんばんは!
白馬@サラリーマンカットマンです。
今日は私がなぜカットマンという戦型を選択したのか、カットマンになった経緯を順を追ってお話したいと思います。
これからカットマンを目指そうと思っている方やカットマンの考えを知りたい方の参考になれば幸いです。
ラリーを楽しみたい
卓球には色々な価値観があります。
・パワードライブでねじ伏せたい
・前陣でスマッシュを打ち込みたい
・かっこよくドライブの引き合いをしたい
どれも正解です。
私の卓球に対する価値観は「ラリーを楽しむ」ことです。
卓球を始めた当時はボディハイドサーブ、38㎜ボールにスピードグルー使用でしたので現代卓球程ラリーが続きにくく、ほとんど3球目、5球目でラリーが終了していました。
私の当時の練習環境は人数に対して卓球台が少なかったので、ミス交代がルールでした。
その中で少しでも多くボールが打ちたいと思っている時カットマンの存在を知りました。
ちょうど松下浩二選手が全日本選手権で優勝していた頃です。
カットマンの蝶のように舞い蜂のように刺すプレーは非常に魅力的でしたが、それよりもたくさんボールを打てることに魅力を感じていました。今思うと少しずれていますね。
それから40㎜ボールに変更、ノングルー、プラスチックボールに変更と様々なルールや用具の変遷があり、攻撃型同士でも全体的にラリーが続くようになりました。そのようなルールの変化を遂げた今でも私は少しでも多くボールを打ちたい、ラリーを楽しみたいという思いが根底にあります。
もちろん試合ではいつも勝つことを優先していますよ!
カットマンになってみて
カットマンになって良かったこと
・攻撃型では勝ちにくい相手にも勝てる。
・魅せるプレーができるので会場を沸かせることができる。
・卓球をよく知らない人からでも非常に魅力的に映る。
対攻撃型ではガンガンドライブを放つ選手でもカットマンには滅法弱い選手もいます。チームメイトが勝てない選手に勝てると評価も上がりますよね!
また、どんなボールでも華麗にカットで返球すると卓球をよく知らない人からでも非常に魅力的に映ります。
特に崖っぷちに立たされた時がカットマンの見せ所です。セットカウント0-2で後がない状況から徐々に差を埋めていき、最後に試合をひっくり返してセットカウント3-2で勝利した時は格別です。
カットマンになって悪かったこと
・対攻撃型ではイマイチでもカット打ちだけ異常にうまい選手に勝ちにくい。
・一定以上実力の差がある選手と対戦するとサンドバッグ状態になってしまう。
実力に差があると何をしてもフルスイングされてしまい、ラリーが続かず面白くない展開にされてしまいます。そんな時でも試合を投げ出さずに一本一本粘り強くがんばることが必要です。
総評
習得すべき技術が多いので最初はなかなか勝ちにくいです。
カットのクオリティがなかなか上がらずサンドバックにされている時期もあり、カットマンを辞めたいと思ったことは何度もありましたがそこで諦めずにカットマンを貫いてきたからこそ仕事や卓球を含めて今があると思っています。
カットマンは習得すべき技術が多く攻撃選手に比べてコンスタントに勝ち上がることができるようになるのは遅くなりがちですが、その時期を我慢してしっかり技術を習得すれば簡単に負けない戦型です。
ぜひカットマンの醍醐味であるラリーを体験してほしいと思います。
これからのカットマン
これからのカットマンはただカットをしているだけでは厳しい時代になるでしょう。現状でも純粋にカットとツッツキだけで勝ち上がることのできるカットマンは非常に少ないと思います。純粋なカットマンというよりは、カットも使う「カット付き攻撃マン」、両ハンドドライブやカットを駆使する「オールラウンダー」へと姿を変えていくでしょう。爆発的なカットマン人気を呼び起こすにはチキータのようなカット用の新技は必要かもしれませんね。
最後に
2019-2020シーズンのTリーグでは琉球アスティーダに2003年世界選手権男子シングルス準優勝の本格カットマン、朱世赫選手(韓国)が参戦しています!朱世赫選手のパフォーマンスを再度見られるなんてうれしい限りですね!
また木下マイスター東京の侯英超(ホウエイチョウ)選手の目覚ましい活躍ぶりも私自身やカットマンの皆様にとって大きな励みになると思います!
まだまだ現代ではカットマンにとって氷河期ではありますが、またカットマンの時代は到来すると思いますので皆様と共に地道にがんばりたいと思います!
本日は以上になります。
それでは!
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